肩こりやストレスが原因かも?理学療法士が教える頭痛を和らげる生活習慣

ストレス・イライラ対策
管理人・ヤモリ
管理人・ヤモリ

こんにちは!
アラサーPTのヤモリです。

毎日のように感じる頭の重さ、朝からズキズキする痛み、仕事や家事に集中できないモヤモヤ感…。

特に40代の女性にとって、頭痛は「年齢のせい」とあきらめてしまいがちな症状のひとつです。

でも本当にそうでしょうか?

実は、頭痛の原因はひとつではなく

・肩や首のこり
・ホルモンの変化
・ストレス
・姿勢の崩れ

というようにさまざまな要因が組み合わさって起きています。

しかも、それぞれの原因に応じた対処法を選ばなければ、頭痛は何度でも繰り返してしまいます。

この記事では、理学療法士として数多くの患者さんの体と向き合ってきた経験をもとに、
薬に頼りすぎず、根本から頭痛を軽くするための方法をわかりやすくお伝えします

  • 原因がよくわからないまま薬を飲んでいる
  • なるべく自然な方法で改善したい
  • 自分の体と向き合って健康に過ごしたい

こんな思いを持つあなたにこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

無理なく取り組めるセルフケアや姿勢の整え方、気をつけたいサインまで、
きっとあなたの「これならできる」が見つかります。

頭痛と本気で向き合いたい方は、ぜひ最後までお読みください。

頭痛にもいろいろなタイプがあります

頭痛には、主に3つのタイプがあります。

それぞれ原因や症状がちがうので、対処のしかたも変わってきます。

  • 緊張型頭痛:肩や首のこり、ストレス、疲れなどが原因です。
  • 片頭痛:ホルモンの変化や血管の広がりすぎ、自律神経の乱れなどが原因です。
  • 群発頭痛:目の奥が強く痛くなる特徴があり、まれですがとても強い痛みがあります。

40代の女性に多いのは、肩や首のこりからくる緊張型頭痛と、
ホルモンバランスや神経の変化で起きる片頭痛です。

自分の頭痛がどのタイプなのかを知ることで、正しい対策ができるようになります。

薬を使わずに頭痛をやわらげる方法

頭痛があると、すぐに薬を飲みたくなってしまうかもしれません。でも、薬は痛みを一時的におさえるだけで、原因をなくすわけではありません。薬を飲みすぎると逆に頭痛が悪化してしまうこともあるので、なるべく自然な方法でケアすることも大切です。

首や肩のストレッチをする

長時間スマホやパソコンを見ていると、首が前に出て筋肉がかたくなってしまいます。

それが頭痛の原因になることがよくあります。

毎日少しの時間でもいいので、首や肩をやさしく動かしてストレッチしましょう。

呼吸を止めずに、ゆっくりとした動きでおこなうのがポイントです。

おでこやこめかみをマッサージする

おでこやこめかみ、頭の横の部分をやさしくマッサージすることで、
血の流れがよくなり、こりがほぐれて楽になります。

マッサージはお風呂上がりなど、体が温まっているときにするとより効果的です。

温めるか冷やすかを選ぶ

片頭痛のときは冷たいタオルや冷却シートなどでこめかみを冷やすとよくなります。

一方で、緊張型頭痛のときは、首や肩をホットタオルなどで温めると筋肉がゆるんで楽になります。

自分の痛みのタイプに合わせて使い分けるようにしましょう。

姿勢の崩れが頭痛の原因になることも

理学療法士としてたくさんの人の体を見てきましたが、
姿勢が悪いことで頭痛が起きている人はとても多いです。

背中が丸くなっていたり、肩が前に出ていたり、首が前にかたむいていたりすると、
首や頭のまわりの筋肉に負担がかかりやすくなります。

その結果、血流が悪くなり、痛みが起こってしまいます。

こんな姿勢に気をつけてみましょう。

  • 耳が肩より前にある
  • 肩が内側にまがっている
  • 背中が丸まっている

まずは鏡で自分の姿勢を見てみてください。

イスに座るときは背もたれに軽くよりかかり、両足を地面につけておくと安定します。

スマホを使うときも、下を向きすぎないようにしましょう。

姿勢の崩れは他の症状の原因になることもあります。
中でも腰痛について知りたい方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。

ストレスやホルモンバランスも原因に

40代になると、女性ホルモンのバランスが変わってきます。

それにともなって、自律神経も乱れやすくなります。

この自律神経の乱れが血管の広がりや縮みに関係し、片頭痛の原因になることがあります。

また、仕事や家事、子育てなどのストレスも、頭痛を引き起こす原因のひとつです。

ストレスやホルモンに関係する頭痛をへらすには、

  • 深呼吸をしたり、リラックスする時間をつくる
  • 好きな音楽を聴いたり、ぬるめのお風呂にゆっくり入る
  • カフェインや甘いものをとりすぎない
  • 毎日なるべく同じ時間に寝て、睡眠のリズムを整える

といった生活を見直すことが大切です。

自分にとって「気持ちが落ち着く時間」をつくることも、頭痛予防になります。

病院に行った方がいい頭痛と、自分でケアできる頭痛のちがい

「この頭痛は自分でなんとかしても大丈夫かな?」と不安になることもあると思います。

次のような頭痛があるときは、すぐに病院に行って診てもらいましょう。

  • 急にとても強い痛みが出た
  • 手や足がしびれたり、話しにくくなった
  • 目が見えにくくなったり、物が二重に見える
  • 熱があるのに頭も痛い

これらの症状は、脳の病気や感染症など、命にかかわることもあるので、
早めに対応することが大切です。

一方で、日常的に起きる軽い頭痛や、ストレス・姿勢・目のつかれが原因と思われる頭痛は、
自分でケアして良くなることも多い
です。

自分の体のサインを見逃さずに、無理をせず休むことも大切です。

まとめ

頭痛を改善するためには、「知る・整える・続ける」の3つの視点が大切です。

まずは自分の頭痛のタイプを知ること
これによって正しい対策が見えてきます。

次に、原因となりやすい姿勢やストレス、生活習慣を整えていくこと

理学療法士の立場から見ても、日々の体の使い方を少し見直すだけで、
頭痛が軽くなるケースは多くあります。

そして、もう一つ大切なのは、ケアを「続ける」ことです。

1回のストレッチや1日だけの睡眠改善では変化は起きにくいですが、
小さな取り組みを毎日積み重ねていくことが、体を根本から変えていく力になります。

あなたの体は、あなた自身が一番よく知ってあげることができます。

薬に頼りすぎず、自分の体と向き合い、心と体を整えることで、頭痛はきっと改善していけます。

理学療法士として、これからもあなたが健康でいられるよう応援しています。


【重要ポイントまとめ】

ポイント内容
頭痛の種類緊張型・片頭痛・群発頭痛の3タイプ。40代女性は緊張型と片頭痛が多い。
セルフケア首肩のストレッチ、マッサージ、温冷の使い分けが効果的。
姿勢の見直し首が前に出ている・猫背・巻き肩などに注意。正しい姿勢を意識する。
ホルモン・ストレス自律神経の乱れが頭痛を招く。深呼吸・睡眠・リラックスが大切。
受診すべき症状激しい痛み、しびれ、視覚障害、発熱などはすぐ病院へ。
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