更年期やストレスだけじゃない?女性に多いめまいの原因と毎日できる対策まとめ

ストレス・イライラ対策
管理人・ヤモリ
管理人・ヤモリ

こんにちは!
アラサーPTのヤモリです。

「最近、急にふらっとする」
「立ち上がると目の前が白くなる」
「なんとなく体がフワフワする感じがする」

そんな不安を感じたことはありませんか?

それはもしかすると、体からの大切なサインかもしれません。

特に40代の女性は、ホルモンの変化や生活の忙しさ、
ストレスなどが重なりやすく、体と心のバランスが崩れやすい時期です。

そんな中で起こる「めまい」は、多くの人が経験しているものの、
原因がよくわからず不安に感じたり、

「とりあえず様子を見よう」と放置してしまうことも少なくありません

でもご安心ください。

めまいは、正しい知識と日常生活の中でできるセルフケアを続けることで、
十分に軽くしたり、防ぐことができます

この記事では、理学療法士として多くの方の体と向き合ってきた経験をもとに、
めまいの種類や原因、自宅で簡単にできるケアの方法をわかりやすく解説します。

「病院に行くほどじゃないかも…」
「薬を使わずになんとかしたい」
「家事や仕事を続けながら改善したい」

そんな思いを持つあなたにこそ読んでいただきたい内容です。

読み終えるころには、きっと「今の自分にできること」が見えてくるはずです。

どうぞ、安心して読み進めてみてください。

めまいにはどんな種類があるの?

めまいにはいくつかのタイプがあり、それぞれ原因もちがいます。

まずは自分のめまいがどのタイプかを知ることが大切です。
症状によってやるべき対策も変わってくるからです。

グルグル回る(回転性めまい)

頭や周りがグルグル回っているように感じるタイプのめまいです。

まるでメリーゴーランドに乗っているように感じることもあります。

このめまいは、耳の中にあるバランスをとる部分(内耳)に問題があるときに起こります。

特に「耳石(じせき)」という小さなつぶが動いてしまうことが関係しています。

フワフワする(浮動性めまい)

体がふわふわ浮いているように感じたり、足元がおぼつかなくなるようなタイプです。

しっかり立っているのに地面がゆれているように思えることもあります。

これは、脳の血の流れが悪くなったり、気持ちのバランスがくずれたりしたときに起こりやすいです。

クラクラする(立ちくらみ)

急に立ち上がったときにクラっとするタイプです。

目の前が真っ白になったり、数秒間だけ意識がぼんやりすることもあります。

これは、血のめぐりがうまくいかなくなっているときに見られるめまいです。

朝急に起き上がったときや、長く立っていたあとにも起こることがあります。

40代の女性に多い原因

40代になると、女性の体の中のホルモンが大きく変わっていきます。

とくに「エストロゲン」というホルモンが減ってくることで、
自律神経(体の中のいろんなはたらきを調整するしくみ)が乱れやすくなります

気持ちが不安定になったり、眠れなくなったり、汗をかきやすくなったりもします。

また、40代は家庭や仕事で忙しくなる時期でもあります。

家事、子育て、仕事、人間関係のストレスなど、たくさんの負担が体にかかると、
回復しにくくなっていきます。休む時間がとれず、体も心も疲れてしまいやすくなります。

さらに、パソコンやスマホを長時間使う生活も、首や肩に負担をかけています。

姿勢が悪くなり、筋肉がかたくなることで、血のめぐりが悪くなり、
それがめまいにつながることもあります。

自律神経についてより詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。

家でできるかんたんなケア

めまいがしたとき、「このまま治るかな?」「病院に行ったほうがいいのかな?」と
迷う人も多いと思います。

そんなとき、まずは家でできるやさしいケアを試してみましょう。

無理をせず、安心できる環境で行うことがポイントです。

ゆっくり動かす体操(Epley法)

耳の中にある小さな石(耳石)がずれているときに、ゆっくりと首を動かす体操をすると、
元の位置にもどりやすくなります。

特に回転性のめまいのある人に効果がある方法です。

この体操は、体をある順番で少しずつ動かしていくものです。

無理のないペースで、ふらつかないように気をつけながら行いましょう。

深く息をする練習

深呼吸やおなかを使ってする呼吸(腹式呼吸)は、気持ちを落ちつけて、
自律神経を整えるのに役立ちます。

朝や夜のリラックスタイムに、3〜5分ほど静かに呼吸を意識してみてください。

ゆっくり吸って、ゆっくり吐くだけでも効果があります。

首や肩をほぐすストレッチ

肩や首を軽くまわしたり、のばしたりするだけで、血のめぐりがよくなり、
めまいがやわらぐことがあります。

イスに座ったままでもできるので、仕事の合間や夜寝る前などに習慣にするといいでしょう。

ストレッチをするときは、痛みを感じるほど力を入れないように注意してください。

気持ちよく感じるくらいがちょうどよいです。

食べものでもめまい対策ができる!

毎日の食事もとても大切です。

体に必要な栄養が足りないと、脳や神経のはたらきが弱くなり、めまいが起きやすくなります。

特に、鉄分やビタミンB、マグネシウムといった栄養は、体のバランスをととのえる役割があります。これらが不足すると、ふらつきや立ちくらみの原因になることもあります。

おすすめの食べもの:

  • ほうれん草や小松菜などの葉っぱの野菜(鉄分・マグネシウム)
  • 大豆、卵、魚などのたんぱく質(体の回復を助けます)
  • ナッツ、わかめなどの海そう類(ミネラルが豊富)

毎日のごはんに少しずつ取り入れて、バランスよく食べるようにしましょう。

こんなときは病院へ

次のような症状があるときは、自分だけで何とかしようとせず、すぐに病院で診てもらいましょう。

早めの対応が大切です。

  • めまいと一緒に、強い頭の痛みがある
  • 手や足がしびれたり、うごかしにくい
  • 話しにくくなる、言葉が出にくい
  • はげしく気持ち悪くなったり、何回も吐いてしまう
  • 意識がもうろうとする、倒れてしまう

これらは、脳や神経に大きな病気があるサインかもしれません。

大丈夫だと思っても、念のため病院で診てもらうようにしましょう。

まとめ

理学療法士の立場から言えることは、めまいは「体のバランスの乱れ」から起こることが多く、
決して珍しいものではないということです。

特に40代の女性は、ホルモンバランスの変化やストレス、日々の姿勢や生活習慣によって体にさまざまな変化が現れやすく、それがめまいにつながることがあります。

まずは自分のめまいのタイプを知り、無理せずできるセルフケアを取り入れてみましょう。

そして、必要なときは早めに専門家に相談することが大切です。

自宅での呼吸法やストレッチ、栄養バランスのよい食事は、
体の回復力を高め、再発を防ぐうえでも効果的です。

毎日の小さな積み重ねが、健康な体をつくります。

  • 「無理をしない」
  • 「体の声を聞く」
  • 「丁寧に暮らす」

この3つを意識しながら、
めまいと上手につきあっていきましょう。


重要ポイント一覧

項目内容
めまいの種類回転性・浮動性・立ちくらみの3タイプがある
主な原因ホルモン変化・自律神経の乱れ・筋肉の緊張・ストレスなど
セルフケア法Epley体操・深呼吸・首肩ストレッチ
食事のポイント鉄分・ビタミンB群・マグネシウムを意識した食事
受診のタイミング強い頭痛・しびれ・言葉の障害・嘔吐・意識障害がある場合

日々のケアを大切にしながら、自分らしく元気に過ごしていきましょう。

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