
こんにちは!
アラサーPTのヤモリです。
「最近、首がずっと重たい…」
「頭がズキズキして仕事に集中できない…」
そんな不調を、なんとなくやり過ごしていませんか?
40代を過ぎると、ホルモンバランスの変化や日々のストレス、長時間のスマホやパソコンの使用など、
様々な要因が重なって、首こりや頭痛が起こりやすくなります。
しかもそれが当たり前になってしまうと、我慢することが習慣になってしまいがちです。
でも、もしあなたのその不調が、体からの「がんばりすぎないでね」というサインだとしたら?
それに気づき、正しくケアしてあげることで、体はもっと軽く、
ラクに動けるようになるかもしれません。
この記事では、理学療法士の専門的な視点から、首こりや頭痛の原因やその関係、
今すぐできるセルフケアの方法、そして根本的に体を整える習慣まで、やさしく解説しています。
薬に頼りすぎず、できるだけ自然に、自分のペースで体を整えていきたい――。
そんなあなたにこそ、最後まで読んでいただきたい内容です。
読んだあとには、「これなら私にもできる」
「ちょっとやってみようかな」と前向きな気持ちになっていただけるはずです。
それでは、あなたの体の声に耳をかたむける第一歩として、ぜひ最後までお付き合いください。
あなたの体が少しでもラクになるヒントが、きっと見つかります。
なぜ頭痛と首こりは一緒に起きやすいの?
首や肩の筋肉がかたくなると、血の流れが悪くなって、頭に十分な血が届かなくなります。
すると、頭がズキズキ痛んだり、重く感じたりすることがあります。
さらに、首の筋肉には神経が多く集まっており、
こりがひどくなると神経が刺激されて頭痛につながることもあります。
つまり、首のこりはそのまま頭の不調にもつながっているのです。
40代の女性は、ホルモンのバランスが変わったり、
家事や仕事でストレスがたまりやすくなったりするので、首に負担がかかりやすくなります。
また、長時間のスマホやパソコン作業で姿勢がくずれることも、首と頭への大きな負担になります。
注意が必要な症状
こんな症状があったら、体のケアが必要なサインかもしれません。
少しでも「いつもと違うな」と感じたら、早めに対処することが大切です。
どれかに当てはまったら、これから紹介するケアを試してみましょう。
今すぐできるかんたん対処法
つらいときにすぐできる、体にやさしいセルフケアを紹介します。
どれも道具いらずで、自宅で簡単にできます。
あたたかいタオルで首を温めよう
首の筋肉をゆるめて血の流れを良くします。
ぬらしたタオルをしぼって、電子レンジで30秒〜1分温めて首に当てましょう。
冷えやすい方は、首だけでなく肩まで温めるのもおすすめです。
温めた後は、深呼吸をしながら静かに首を左右にゆらすと、さらに筋肉がゆるみます。
肩甲骨を動かすストレッチ
肩甲骨まわりを動かすと、首と肩の血流がよくなります。
- 両手を肩に置いて、ひじで大きく円を描くように回す(前と後ろ5回ずつ)
- 両手を背中で組んで、胸を開いてゆっくり深呼吸(30秒)
朝起きたときや、仕事や家事の合間に行うのがおすすめです。
姿勢と呼吸が大きなポイント
頭痛や首こりをくり返さないようにするには、
ふだんの姿勢と呼吸のしかたを見直すことがとても大切です。
猫背やスマホ首に気をつけよう
背中が丸まっていると、頭の重みが首にかかってしまいます。
頭は体の約10%の重さがあるといわれており、前に傾けるだけで首への負担は何倍にもなります。
スマホやパソコンを使うときは、顔を下げすぎないように、
目の高さに画面を近づける工夫をしてみましょう。
時々、壁に背中をつけて立ってみて、自分の姿勢をチェックするのも良い方法です。
ゆっくり深く呼吸しよう
呼吸が浅いと、体がずっと緊張したままになります。
おなかをふくらませるように、ゆっくりとした深呼吸を意識してみましょう。
5秒吸って、5秒止めて、10秒でゆっくり吐く。これを3回繰り返すだけでも、体は落ち着いてきます。
家でできる理学療法士おすすめケア
理学療法士としておすすめできる、自宅でできる簡単なケアを紹介します。
これらは1日5分ほどでできて、リラックス効果もあります。
毎日の習慣にすると、体が少しずつ楽になります。
病院に行くべきかどうかの見きわめ方
「病院に行くほどじゃないけど不安…」という人も多いです。
でも、以下のような症状があれば、無理をせず病院で見てもらうようにしましょう。
それ以外の、いつもある首こりや軽い頭痛であれば、
まずは自分でケアや生活を見直してみることがおすすめです。
まとめ
結論 頭痛と首こりの根本改善には、生活の中での「積み重ね」が大切です
頭痛や首こりに悩む40代女性の多くは、長年の生活習慣や姿勢、ストレスの影響を受けています。
症状がつらくなるたびに薬で対処するだけでは、根本的な解決にはなりません。
理学療法士としての視点から強くお伝えしたいのは、
今すぐ始められる小さなケアの積み重ねが、慢性症状を改善する最短ルートになるということです。
首こりや頭痛は「体からのSOSサイン」。
まずは自分の身体に気づき、やさしくケアしていくことが、健やかな毎日への第一歩です。
症状を我慢せず、正しい方法で、自分自身の体と向き合っていきましょう。
重要ポイントまとめ表(わかりやすい早見表)
カテゴリ | 内容 | ポイント |
---|---|---|
症状の特徴 | 頭痛と首こりはセットで起きやすい | 首がかたくなる→血の流れが悪くなる→頭痛 |
よくある原因 | 姿勢・ストレス・呼吸が浅い | 背中が丸い・スマホの使いすぎ・ホルモン変化 |
すぐできるケア | ホットタオル・肩ストレッチ | あたためて血流アップ・呼吸も深くする |
根本的な改善 | 姿勢をなおす・深呼吸・生活の見直し | 体のクセを整えることが大切 |
家でできる運動 | テニスボールほぐし・背中エクササイズ・骨盤ゆらし | 道具なし・かんたん・続けやすい |
病院に行く目安 | 痛みの変化・しびれ・ぼんやり感・話しにくさ | 気になるときは早めに相談を |