TKAをする前に買っておくと便利なもの3選

マット・腰ベルト・温活グッズなど
管理人:ヤモリ
管理人:ヤモリ

こんにちは!
アラサーPTのヤモリです。

今回はTKA(全人工膝関節置換術)をする前
買っておくと

その後のリハビリや生活が
グッと楽になるものを3つ紹介します

そのためこの記事は

○これからTKAをする
○家族がTKAをこれからする
○TKAをして1週間以内

そんな人の参考になると思います

また、TKAを行う病院に勤めている
医療従事者の方で

この記事を読んで
「コレいいな」と思ったものがあれば

ぜひ患者さんに教えてあげて下さい

また「TKA」って何?
という方はこちらの記事も参考にしてみて下さい

TKA後の生活で大変なこと

おススメのものを紹介する前に

実際に僕が関わってきた患者さんが

何に困っていたか
簡単に説明します

①膝が腫れるし痛い

手術後は当たり前ですが
膝周りがとっても腫れます(゚Д゚;)

熱を持つし赤くなるし
腫れるし痛いですΣ( ̄ロ ̄lll)

もちろん痛み止めは処方されるでしょうし

ナースステーションにお願いすれば
保冷剤や氷嚢を貸してくれるので

アイシングすることもできるでしょう

術後まもなくは
膝関節周りを保護している関係で

普通のズボンは履けないと思います

でも1~2日経った時に
ゆったりめのズボンを履いて生活しだすと

困った場面にぶつかる患者さんが多いです

それは、

ズボンをまくり上げて膝を見せるのが大変!

というものです

これはなってみないと
分からない大変さだと思います

術後の様子を診るために
病院内では必ず術創部を直接確認します

そのためズボンをまくるんですが

どんなにゆったりでも
まくり上げていくと膝のあたりで

締め付けてしまうんですΣ( ̄ロ ̄lll)

そうならなかったのは
袴みたいなズボンの人か半ズボンの人くらい…

夏ならいいんですが
冬にTKAやるとなると

半ズボンはさすがに寒いと思います

②膝が曲がらない

とっても単純な話ですが
術後は膝を曲げにくいです

主に術創部の痛みで…

また、TKAを行う目的は
人それぞれですが

「膝が曲がるようにする」ことではなく
「膝が痛くないようにする」ことが目的の人が多いです

そのため

元々の膝関節の可動域が
小さい人も少なくなく

TKA後でも膝を深く曲げることが
出来ない人が多いです(/ω\)

また、座敷で正座する生活から
リビングで椅子に座る生活に

なっているのも
理由の一つかもしれませんね

③靴で悩む

術後2~3日すると

本格的にリハビリを
開始しないといけません

そうすると悩むのが『靴』

よく言われる「介護シューズ」
僕はおススメしていません

理由は2つあります

1つ目は「介護シューズ」
履かせやすく脱がしやすい

いわゆる「介護しやすいシューズ」であり

本人にとって便利な靴
歩きやすい靴ではないからです

2つ目は病院内の生活と
退院後の自宅での生活は

大きく違うからです

せっかく生活していて
痛くない膝を手に入れても

歩きにくい靴では
外出する気分にもならない
でしょう

その上

TKA後に介護シューズでリハビリしても

退院後は別の靴を履いて過ごすので
正直意味がなく

おそらくその靴は膝に痛みがあって
変な歩き方のクセがついている靴なので

また膝が痛くなってくる可能性も
出てきてしまいます

TKAの前に買っておくと後々便利なもの3選

ではここまでの話のおさらいです

TKA後の患者さんが実際に困っていたのは

ズボンをまくるの大変(膝が腫れて)
靴下が履けない(膝曲がらない)
靴選び(介護シューズはやめて)

でした

ではそれに合わせて買っておくと後々便利なものを3つ紹介していきます

膝が3秒で出せるリハビリパンツ

説明いらずでしょう

名前の通り
「膝を3秒で出すことが出来るリハビリパンツ」です


実は入院中でもなるべく普段通りの生活を

送るようにした方がよいとされています

入院中は基本的に

退院後の生活=普段通りの生活を目標に
リハビリをしていくからです

そのため
いつまでも入院服ではなく

普通の服に着替えるようにしたいところ…

そんな時に
このリハビリパンツなら

見た目もただのスラックスなので
普段着としても違和感がありません


その上

普段着としても違和感がないので
退院後の受診時にも

すぐに膝を出してドクターやリハスタッフに

膝を見せることが出来るのでとってもおススメです(^^♪

実際に入院中の患者さんがこのズボンを使っているのを
見た時にはとっても感動しました

ソックスエイド

元々膝を曲げることが出来なかったり
靴下を履けなかったりした人には

退院後の生活でも使える道具です

その名もソックスエイド


実際に使ってみると少しコツが必要だったり

履いた後、道具を使っての微調整するのは困難だったりします

そのため、膝を曲げるのが痛くなくなったタイミングで

使わなくなる人もいると思います

でも最初に言ったように

手術する前から

膝が曲がらなかったり
自分で靴下が履けなかったりする人
にとっては

退院後も使える上、介助量が減り
自立度が上がるきっかけにもなり得ます


元々膝が曲がって自分で靴下を履けていた人は

術後すぐから痛みがだいぶ良くなるまでの期間だけ

使うようにしてその後は靴下が履けるようにリハビリを頑張ってください

ダイヤルシューズ

リハビリ業界でも靴選びに関しては賛否両論

考え方が人それぞれ違います

今回僕がオススメするポイントは

靴の履きやすさ
留め具の簡単さ
退院後の生活でも使いやすいか

このポイントがこのタイプの靴をオススメする

理由と思って下さい

今回僕がオススメする靴は「ダイヤル式シューズ」です


元々はゴルフ用の靴につけられていた
ダイヤル式靴ひもですが

一般の運動靴にも採用され
今では店頭でも売られているほどです✨

ダイヤル式シューズの中でも

ダイヤルが正面についているものではなく

ダイヤルがくるぶし側に
ついているものがおススメです👍

やってみてもらったら分かりますが

✅膝を100度より曲げず
✅股関節もそんなに曲げずに
✅手を足に伸ばした場合

足の甲よりも
外くるぶしの方が楽だと思います
🤔


そして

運動靴なので普段から屋外へ行くのも楽ですし

外出するハードルも少し下がると思います

そのため

退院後に引きこもるリスクを減らすことにもつながります

ぜひ入院中、リハビリの際には退院後の生活を考え

退院後の生活でも使い勝手のいい靴を履きましょう

おわりに

この記事が

TKAをする予定の方、そんな方の家族

リハビリに関わるスタッフの参考になれば幸いです(^^♪

「これいいな」と思ったものがあったら

ぜひ家族や患者さんにおススメしてみて下さい

また、使ってみて
「これよかった!」と思ったものがあったら

お問い合わせページでぜひ教えてください

最後まで読んでいただきありがとうございました

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