病院で「異常なし」と言われた腰痛…それでも痛い理由を専門家が解説

腰痛改善
院長:永山陽一
院長:永山陽一

初めまして!
卒業するための整体院
「ヤモリの学校」院長の永山です!(Instagram:@yamori_pt)

40〜60代の女性の多くが、長年悩まされる腰痛。

その原因をしっかり理解することで、的確な対策を講じることができます。

整形外科で「異常なし」と診断されたのに痛みが続く……

そんな経験はありませんか?

腰痛には、骨や筋肉、神経だけでなく、姿勢や生活習慣、
さらにはストレスや内臓の状態まで、さまざまな要因が関係しています。

この記事では、理学療法士の視点から、腰痛の主な原因と、
自宅でできる改善方法について詳しく解説します。

腰痛を「年齢のせい」とあきらめず、正しい知識で自分の体を見つめ直してみましょう。

腰痛の原因は一つじゃない

腰痛は、単なる骨や関節だけの問題ではありません。

以下のように、さまざまな原因が複雑に絡み合って発症することが多いです。

筋肉の緊張や疲労

日常生活の中で、私たちの体は常に何らかの刺激を受け、
意識、無意識関わらず体が活動しています。

ただ立っているだけでも、重力の影響を受けています。

そこに荷物を持ったり、スポーツしたり、仕事をしたりするので
全身の筋肉が緊張したり、疲労が残ったりしてしまいます。

それが腰やそこに影響を及ぼす部位に集中した時、
腰痛という形で現れてしまいます。

関節や椎間板の変性

様々な刺激を受ける中で体が一番優先しているのは「体内の安定」です。

中でも生命維持するための装置を守ることを最優先にしています。

そんな中で姿勢を維持している骨格(関節)が不安定になってくると
なんとか安定させようと、筋肉を固めたり、姿勢を変えたり(結果姿勢が歪む)します。

そして、それでも安定しない場合は関節面を変形させて安定させようとしたり、
筋肉や姿勢の変化の影響を受け負担が増えすぎたりした結果、

関節面や椎間板の変性が起きてしまい、痛みが出てきてしまいます。

姿勢のクセ

仕事や家事といった生活の中では長時間同じ姿勢でいることが多くなってきます。

その維持している姿勢で一番多いのは、下に目線が行く姿勢です。

人間の頭はボーリングの玉と同じくらい重く、少し前にしておくだけで、
首や肩にかかるストレスはいい姿勢の時の数倍になります。

そんな状況で下を向く姿勢を維持していると、
大きな魚がかかった釣り竿のように背骨全体に負担がかかってきます。

その負担が腰に集中してしまうことで腰痛として現れたり、
組織が限界に達して損傷することで炎症が起きてしまったりします。

ストレスや心因的要因

ストレスや不安といった心因的な負担が体にかかると、
無意識に体を守ろうとして体全体を丸めたり、

呼吸が浅くなってしまった結果、肋骨が下がってしまったりして

腰や背中周り筋肉や関節に継続的な負担をかけてしまいます。

そうなると、前述したような状況になり、痛みが出現してしまいます。

内臓疾患(腎臓・婦人科系など)

何かしらの要因で臓器に負担がかかっている場合、
関連している部位に痛みが出ることがあります。

血流の影響や物理的な重さ、各組織への負担の変化など
様々な要因が関わることで起こると考えられています。

しかし、痛みが出ている部位の器質的な変化がみられることは
かなり少ないため、整形外科的な検査をしても異常がみられないことが多いです。

加齢による変化

加齢による体の変化も大いに影響しています。

筋力低下をはじめ、水分保有量やホルモンバランス、
生活習慣が与える体への影響と身体状況のバランスなど、

細かく挙げていくとキリがありません。

特に女性は年齢を重ねることで女性ホルモンのバランスが変わり
体への影響(更年期や骨粗鬆症リスクなど)、変化を大きく感じる人が多いでしょう。


原因が一つとは限らないため、総合的な視点で原因を見つけていくことが大切です。

よくある日常的な原因

日常生活に潜む原因として多いのは、姿勢や動作のクセです。

座りっぱなしで背中を丸めている

デスクワークが多い人は特に思い当たる節があると思います。

背中が丸まった状態が長く続くことで、背中の骨(胸椎)の動きが悪くなったり、

骨盤が後ろに倒れている状態(骨盤が後傾)で固まってしまったりすることで
腰の筋肉や関節(腰椎)への負担が増加し、痛みが出てしまいやすくなります。

立ちっぱなしで片足に体重をかける

片足に体重を乗せて立っている時、腰の高さに左右差が生じますが、
前後の傾きや骨盤の開きにも左右差が生じます。

これは、2次元ではなく、3次元の動きが出来るように
設計されている関節が多いことが理由で起きる現象です。

全身の関節で3次元の動きが起きること、同じ姿勢をしていると
その状態で固まってしまうことから、片方の足に体重をかけて立つクセがあると

腰痛をはじめとした、コリや痛みの症状が出現してしまいます。

寝る姿勢が悪い

寝具については様々な説があり、混乱してしまう人が多いです。

低反発、抗反発、枕の形や高さ、素材の種類や構造などなど
寝具選びだけでも選択肢が多く大変ですよね。

そんな中、共通して言えることは「寝る姿勢」が悪いと
腰が日中受けた負担やダメージを回復できず、痛みが出てくる
ということです。

寝ている最中は無意識なため、姿勢を意識的に修正できません。

私たちの体は、こういう無意識の時に、回復しやすい姿勢や
負担が分散するような姿勢に寝返りを打っています。

ただ、ある特定の姿勢に誘導されたり、寝返りが打ちにくかったりする寝具を使用していると
その効果を出せず、「寝る姿勢が悪い」状況に陥ります。

難しいのは、一人一人寝返りの仕方が変わるので、
腰痛だからこの寝具がいい!と一概に言えないということです。

オーダーメイドの寝具もありますが、ものによっては
「その時の姿勢」=「腰痛が出る姿勢」に合わせて作られてしまうため、

効果を感じないことがある為、注意が必要です。

スマホやパソコンを長時間使う

スマホやパソコンは画面を見る時の姿勢の崩れも気をつけなければいけませんが、
一番注意が必要なのは使用中、同じ姿勢で長時間いることです。

画面の内容や仕事に集中することで、普段よりも同じ姿勢でいる可能性が高まります。

それにより、腰に負担がかかりやすくなり、腰痛の原因になるので注意しましょう。


これらのようなクセが筋肉や関節に偏った負担をかけ、慢性的な腰痛を引き起こす原因となります。

整形外科で異常がない場合の原因

レントゲンやMRIで「異常なし」と診断されても、痛みがある場合は
筋膜や深層筋の緊張、感覚のズレ(脳内マップのズレ)によるエラーが関係していることが多いです。

このような場合は、関節の位置関係(アライメント)の修正、
筋肉の活動バランスや神経そのものにアプローチして改善する例が多く見られます。

内臓や更年期が関係する腰痛

前述したように内臓疾患やホルモンバランスの乱れも腰痛に影響します。

腎臓や膀胱、婦人科系の不調、更年期障害による自律神経の乱れも原因の一つと考えられます。

痛みの部位や時間帯、他の症状と合わせて注意深く観察しましょう。

自宅でできる改善法

腰痛の原因が分かれば、対策もしやすくなります。

以下は理学療法士としておすすめする自宅でできる改善法です。

簡単なストレッチ(背中、太もも周り)

  • 背中のストレッチ:四つ這いになり、背中を丸めたり反らせたりして脊柱をほぐす。
  • 太ももの裏(ハムストリングス)のストレッチ:椅子に座った状態で片足を前に伸ばし、つま先に手を伸ばす。

姿勢改善のためのエクササイズ

  • 壁立ち姿勢チェック:壁に背をつけて立ち、頭・肩・お尻が自然に壁につくように意識する。
  • 骨盤の前後傾運動:仰向けで膝を立てた姿勢から骨盤を前後に動かし、骨盤周りの動きを良くする。

腹筋・背筋を鍛えるトレーニング

  • ドローイン:仰向けで膝を立てて腹部をへこませるように力を入れ、深い呼吸を続ける。
  • バードドッグ:四つ這いから対角の手足を同時に伸ばし、体幹を安定させる。

温めて血流を良くする

  • ホットタオルやカイロを使って腰を温める(15〜20分程度)
  • 入浴では湯船に10〜15分浸かることで血流促進と筋肉の緩和が期待できる。

寝具や椅子を見直す

  • 寝具は腰が沈みすぎない寝返りが打ちやすいものを選ぶ。
  • 椅子は骨盤を立てやすい座面の硬さ・背もたれの高さを重視し、できれば腰サポートのあるクッションを使用する。

無理のない範囲で、毎日少しずつ続けることが大切です。

まとめ

腰痛は、年齢や体の構造だけが原因ではありません。

日常の姿勢、筋肉の使い方、ストレス、
さらには内臓の健康状態まで、多くの要因が複雑に絡み合っています。

痛みの原因を一つに絞らず、広い視点で体を見直すことが、根本的な改善への第一歩です。

まずは自分の生活や体の癖を見直し、必要であれば医療機関や専門家に相談しましょう。

要因カテゴリ具体的な原因対策例
筋肉・姿勢姿勢の悪さ、筋肉の緊張ストレッチ、姿勢改善体操
加齢・筋力低下運動不足、筋力の衰え筋トレ、ウォーキング
心因・ストレス精神的な緊張、不安感リラクゼーション、呼吸法
内臓・ホルモン腎臓や婦人科疾患、更年期医療機関の受診、ホルモンケア

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